アナン国連事務総長、中国が国際で果たしている役割を評価(CRI・12/29)
国連のアナン事務総長は28日中国の新華社通信の国連駐在支局に送った新年の挨拶で、中国が安全保障や発展、人権など国際問題で果たしている積極的な役割を高く評価しています。
アナン事務総長は、「ミレニアム発展目標の実現或いは集団安全保障メカニズムの提供の面で、国際社会は各種の挑戦に直面している。しかし、中国はそのために努力を続けている」と語りました。
CRI = China Radio International ですので、「高く評価」の部分はプロパガンダでしょうが、アナンが「中国は努力している」とか何か言っちゃったのは間違いないと思われます。中国が各種の問題に直面しているのは確かですが、その努力は明後日のほうへ向けられているのですけどね。国際的な視点から言えば「努力している」どころか逆進しています。
しかし、「努力している」を「高く評価」にしてしまうプロパガンダ報道って凄い。まあ、平気でこんなこと言う国ですからね。
「中国は有史以来の平和国家」 外務省副報道局長(産経・12/13)
中国外務省の秦剛副報道局長は13日の定例会見で、「歴史上、中国は他国を侵略したことはない」と言明、中国が有史以来一貫して平和国家だったと強調した。
副報道局長は日本の政治家による「中国脅威論」に対し「中国人民は常に平和を尊ぶ伝統を持ってきた」と反論。逆に「日本は領土で中国の25分の1、人口で10分の1しかないのに強大な軍事費を維持している。日本の目的は何なのか」と批判した。
中国は1949年の共産党政権誕生以来、50年の朝鮮戦争、62年の中印国境紛争、69年の中ソ国境紛争、79年の中越紛争など数多くの軍事紛争を経験している。(共同)
以下、有史以来一貫した平和国家の歴史。いわゆる中国の「努力」の軌跡。
1949年 中国がウイグルを侵略
1950年〜 文化大革命・民族浄化及び餓死で3000万人以上が死亡
1950年 中国が朝鮮戦争に参戦
1951年 中国がチベットに侵略し現地民数百万人を虐殺
1959年 中国がインドと国境紛争、カシミール地方の占領
1969年 珍宝島で中国軍がソビエト軍が衝突
1972年 日中国交樹立
1973年 中国軍艦が佐渡島に接近、ミサイル試射
1978年 米中国交樹立
1979年 中国がベトナムを武力侵略。中国が懲罰戦争と表明
1989年 中国天安門事件、民主化運動を軍隊で強行鎮圧し死者300人以上
1992年 中国が領海法制定により南沙諸島と西沙諸島の領有を宣言
1995年 中国が歴史的にフィリピンが領有してきたミスチーフ環礁を占領
1996年 中国が台湾海峡でミサイル発射し台湾を恫喝
1997年 中国がフィリピン領スカーボロ環礁に領有権を主張
同年 中国が日本が固有の領土として主張してきた尖閣諸島の領有を主張
2000年 中国の軍艦が日本列島を一周。
同年 中国が尖閣諸島付近で日本の領海内の海底油田調査を敢行
2004年 中国が沖ノ鳥島は岩であり日本の領海とは認めないと主張
同年 中国の潜水艦が石垣島の日本の領海を侵犯
2005年 中国が反分裂国家法を制定し台湾に対して武力行使を明言
同年 台湾問題に介入するなら核攻撃を行うとアメリカを恫喝
同年 アメリカが中国の巨大軍事国家化を指摘
同年 沖縄の日本帰属に疑問を示し沖縄は歴史的に中国のものと主張
同年 中国海軍が春暁ガス田付近に軍艦派遣で示威行動
これでは、いくらアナンでも「努力してる」以上のお世辞は辛いでしょうね。いくら、新年の挨拶だとしても。
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民主化や人権問題については過去のエントリでも書きましたので参照下さい。
中国に圧し掛かる民主化の圧力:天安門の悪夢再び

元ソースを考慮すると明らかにプロパガンダでしたので、ちょっと修正(加筆)しました。タイトルにも"?"を付けてみました。
アナンの台詞自体はおべんちゃら(もしくは非常に政治的な言い回し)で、それを中国メディアが超拡大解釈したというのが正解かもしれません。
すみませんです。
「なんじゃこりゃ!?」と勢いでエントリを書いてしまいました。反省。
もう中国大好きな人間は棄民政策でみんな送り出しちゃえばいいんじゃないですかね。
中共のプロパガンダにしろ、外交官自殺事件の反論にしろ、
中国利権が欲しくてたまらないアメリカあたりが、
中国に迎合して、まんまとのっかっちゃぁ日本叩きする現象を
指をくわえて見ている害務省。なんとかしろよ!
コレ読んで、開眼して欲しい。。。
日下公人著 「闘え 日本人」 集英社