中朝、油田を共同開発 関係強化 エネルギー不足解消へ(Business i・12/27)
中国と北朝鮮は、北朝鮮海域での油田の共同開発に関する協定に調印した。中国北部の渤海に隣接する西朝鮮湾には、最低でも数十億バレルの海底油田の埋蔵量があると推定されている。開発費が不足する北朝鮮を中国が支援する形だが、北朝鮮近海で有力な海底油田が発見できれば、エネルギー不足に悩む中国にとっては、北朝鮮との関係強化とともに“一石二鳥”の効果が期待できる。(相馬勝)
≪西朝鮮湾で≫
新華社電によると、中国を訪問中の北朝鮮の盧斗哲・副首相と曽培炎・中国副首相が北京・人民大会堂で、「中朝政府間の海上における石油共同開発に関する協定」に調印した。
協定の具体的な内容は明らかにされていないが、韓国紙「朝鮮日報」によると、北朝鮮は一九九八年ごろ、洪成南首相(当時)の陣頭指揮で、平安南道・粛川郡沖の西朝鮮湾の海底油田で原油の試験生産に成功し、九九年から年間三十万トン(約二百二十万バレル)の原油を生産しているという。
北朝鮮では、同湾の原油生産量が増えれば、北朝鮮国内のエネルギー不足を解決できるだけでなく、将来的には海外輸出も可能との希望的観測も出ているが、国家財政が厳しく開発が進んでいないのが現状だ。このため、一時は韓国政府が南北共同開発の推進を模索していたとの情報も伝えられていた。
その後、北朝鮮は昨年六月、英国の石油開発会社、アミネックスと西朝鮮湾の海底油田開発で、二〇二四年までの二十年間の長期開発契約に調印、開発が始まっている。北朝鮮が石油開発で、西側企業と手を組む初めてのケースだった。
アミネックスはロンドンとダブリンの株式市場に上場する中堅石油開発企業で、英スコットランド地方のアバディーンに拠点を置く。同社の見積もりによると、同湾には少なくとも六億バレルの原油埋蔵量が確認されているという。
≪数十億バレル埋蔵か≫
海底油田の開発について多くの経験を積み、中国近海の海底の地質調査を行っている中国が北朝鮮との間で、海底油田の開発協定に調印したことで、大手商社筋では「北朝鮮の海底油田は有力」との観測も出ている。同筋によると、同湾の海底一帯は、原油埋蔵の可能性が高い堆積(たいせき)盆地である安州盆地に属しており、北朝鮮側では「総埋蔵量は最低でも数十億バレル」と推計している。
北朝鮮のみならず、中国のエネルギー戦略の一環なのは間違いないでしょう。また中国にとっては、共同開発の名の下に、この海域でのプレゼンス強化にも繋がるとの思惑もありそうです。
韓国石油公社など、極東のロシア油田開発参画で合意(日経・12/15)
【ソウル=池田元博】韓国石油公社など韓国企業連合は15日までに、ロシア国営石油会社ロスネフチとの間でロシア極東の西カムチャツカ海上石油鉱区を共同開発することで合意した。2007年から掘削作業に着手し、2014年から生産を開始する予定。生産した原油は韓国や中国、日本向けに輸出する計画という。
西カムチャツカ鉱区は面積が6万2680平方キロメートル。原油の埋蔵量は37億バレルと推定されている。鉱区の権益はロスネフチが60%、韓国企業連合が40%の比率で所有する。共同開発に当たり、オランダに共同出資会社(資本金は15万ユーロ)を設立する。
韓国企業連合は韓国石油公社が50%、韓国ガス公社、GSカルテックス、SK、大宇インターナショナルがそれぞれ10%ずつ出資。錦湖石油化学と現代総合商事が各5%を出資する。ロシア極東の油田共同開発については、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が昨年9月に訪ロした際、韓国石油公社とロスネフチの間で覚書を交わしていた。 (23:09)
四島共同開発、韓国側に提案 サハリン州知事(北海道新聞・11/24)
【ユジノサハリンスク23日山野辺享】北方領土を管轄するロシア・サハリン州のマラホフ知事は二十三日、州政府で記者会見し、先に韓国・釜山で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて同地を訪問した際、韓国の経済界に対して、北方領土を含む千島(クリール)列島の共同開発などを提案したことを明らかにした。
知事は「日本側に対しては以前から共同開発を提案しているが反応がない。韓国とはサハリン残留韓国人の問題など一緒に取り組んでおり、クリール列島でも共同して開発・経済活動ができると思う」と述べた。
知事はプーチン大統領に随行し、十八日から二十二日まで釜山と東京を訪問していた。
ガス田開発:「中国に韓国財閥が協力」前原民主代表が指摘(毎日・11/21)
民主党の前原誠司代表は20日、滋賀県長浜市で講演し、中国が東シナ海の日中中間線付近で進めているガス田開発について「現代グループという韓国の財閥が協力している」と指摘した。さらに、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対する批判で中韓両国が連携していることを念頭に「中韓連合で東シナ海の海上権益開発をやっている」との懸念を示した。
これに関連し、経済産業省幹部は「現代が工事の一部を請け負っているのは事実だが、日本政府として(韓国政府が関与した)中韓連合とはみていない」と話した。
こうして中朝韓露が活発な動きを見せているのですが、日本はこのいずれとも領土問題を抱えているとは言え、見ているだけですか?相手はお構いなしに掘りまくりです。
何度か書いている様に、問題はエネルギーだけの問題ではありません。相手の行動を見逃せば、領土問題でも後手に回ることになります。というか既に後手後手なのですが、こうやって既成事実を積み重ねることを政府は黙認するのでしょうか?
