「新聞は“党の舌”」 中国、報道統制強化の綱要公布(産経・9/14)
中国共産党と国務院(政府)は14日までに、メディア規制強化を盛り込んだ「国家文化発展計画綱要」を公布した。
指導部人事を決める来年の第17回党大会や2008年の北京夏季五輪を控え、胡錦濤指導部はメディア統制を一層強める方針を明確にした。
綱要は全10章48項目で構成。新聞メディアについて「主要任務は宣伝。『党ののどであり、舌』としての役割を堅持しなければならない」と規定した上で、「全面的に党の主張を宣伝し、民衆の意識や思想に対する影響力を不断に強化」することを義務付けた。
特に地方党幹部や学生らに対し、10年までに「理論、思想、道徳」の教育を強化するとし、党が掲げる理論をあらゆるメディアを通じて「頭にたたき込ませる」と強調した。
中国国家新聞出版総署の柳斌傑副署長は、記者会見で「中国は市場経済体制の期間が短く、法整備が進んでいないため、行政規定での管理が必要な時もある」と述べ、メディア管理強化を正当化した。(共同)
これ、発表と同時に、即日施行ですよ。
一番詳細に掲載されているのが大紀元。全文もあります。
中国:新華社発表、『外国通信社の中国領土における報道情報についての管理法令』(大紀元・9/11)
上の共同の内容じゃ抽象的だし、大紀元の記事は長いから読みたくないって方のためにポイントだけ簡潔にまとめると
・中国国内で活動する外国メディアは、中国国内に記事を配信する前に新華社の検閲を受けること
・許可が下りて配信する場合でも、直接ではなく、新華社が指定した代理の機構を経由して配信すること
・配信を許可するかどうかは新華社によって一方的に決定され、中共にとって不都合な記事は当然不許可
・外国メディアの活動許可は新華社が一年ごとに見直すから、変な真似すると中国から締め出すよ
こんなところ?
中国はご存知の通り北京オリンピックを控えています。そのオリンピックを開催する時の約束に、「報道の自由を保障すること」というものがあったのですが、中国は「オリンピック中(だけ)は自由に報道していいですよ、だから約束違反じゃない」と開き直りです。
中国「どんな国も絶対的な自由は存在しない」…北京五輪中は対象外とするも、報道規制で欧米と対立(09/14)
これはこれで問題外なのですが、改めて問題にしたいのは、日本の姿勢です。
上の記事にもある通り、欧米のメディアは大反発、そして政府は懸念を表明。
中国:新華社の報道規制に各国反発
米国務省、中国の外国通信社規制を批判
中国の外国メディア規制、独首相も懸念
中国・温家宝首相が訪英、人権問題などの質問にぶぜん
「内政干渉だ」 中国、反発…"中国の海外メディア規制"に対する米・EUの批判で
で、日本は。日本政府は、この問題について得意の懸念表明とかしないのか?
各新聞テレビも、中国の検閲を伝えてはいても、それを問題として取り上げている記事、社説などは見当たりません。このクズどもが。
逆に、日本の大マスコミ様は中国共産党と似た思想をお持ちのようです。
自分の思い通りに世論が動かないことを堂々と紙面で嘆く新聞(あんた何様?日記)
これは新聞が「世論を誘導すること」を「ジャーナリズム」と呼んでいる一つの例でしょう。中国共産党の「党が掲げる理論をあらゆるメディアを通じて頭にたたき込ませる」という考え方と何が違うのでしょうか?
そういえば、ネット上での言論を「無責任なもの」「誤ったもの」と決め付け、封じようとする所なんかもそっくりですね。日本の大マスコミ様が自由な言論を敵だと見ている証拠でしょう。
つまり、自分達が権力側だと思ってるんだよ。
「権力を監視するためのマスコミ」なんてジョークにもならない。
この中共のメディア規制=検閲を批判できないマスコミは、報道の自由などと二度と口にするんじゃないよ。
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